遊美塾とは
a

遊美塾は、
時代のニーズに応えられる撮影技術を追求したい〜と願う多くのプロカメラマンとの出会いにより、1997年4月に熊本市内でスタートしました。東京が活動の拠点である私にとって毎月2回の来熊は。人生のスケジュールを変えてしまうくらいの大きな事でしたが、塾を通してのすばらしい出会いは、大きな財産になりました。

初年度の塾生さんは20名。そのうち13名がプロとして活動されている方々でした。熊本在住の方々以外に。広島、鹿児島、大分。福岡といった遠方からも参加されていました。講座の内容は、時代と共に変化するファッションポートレートというジャンルにおいて、その時代に望まれる写真を撮り続けていくための知識や技術を得ることでした。その成果はすばらしく、全員が驚くほどの上達を見せてくれました。私は彼らの作品を多くの人に見てもらいたいと思い、熊本県立美術館分館で展覧会を開催しました。反響は大きく、予想をはるかに超えた来場者数でした。

遊美塾は、プロのためのファションポートレート講座としてスタートしましたが。一般の方々からも受講の希望があり、次年度から一般講座(B講座)も誕生しました。B講座では写真撮影の魅力と感動を広く知っていただくために、いろんなジャンルの撮影を体感して頂いています。みなさんの感性から生まれて来る写真たちには常に驚かされています。

今では、一般の方々でも簡単に写真のデジタル加工をしたり、ホームページを作ったりすることができる時代になりました。写真を加工して非現実的な世界を演出することも、写真という大きなジャンルの中にあたりまえのように入り込んできましたし、個人のクリエイティブメッセージをインターネットで発進することもあたりまえになってきました。多くの要望を受け、第3期からMac講座(デジタルアート講座)を新設しました。この講座で学んだ方々がいろいろな美術展で名誉ある賞を勝ち取っておられることは、嬉しいかぎりです。

世はデジタル全盛。そんな時代を長く眺めていると、デジタル頼りによる発想力の底下げが見えてきています。むちゃな理由ですが、そんな理由で、2010年(第14期)からアナログアート講座を新設しました。私はデジタル時代以前、手を薬品まみれにしながら多くの作品を作っていました。デジタルではできない作品たちです。その頃の遊び心と発想力が、今の自分を作ったのは間違いありません。

ますます個人の総合力が問われる時代です。 生まれてくるイメージを、すべて自分で表現できることに大きな夢を感じます。

遊美塾の格言があります。 何事も、ウマイ、ヘタはある。
でも、イイ、ワルイはない!
やってヘタでもいい。やらずして理屈を言うより美しい。



長年、音楽業界のアートディレクター・グラフィックデザイナーとして数々の撮影ディレクションをこなし、自分自身でもカメラマンとして数えきれないほどの写真撮影を経験してきました。時代のニーズを把握し、さらに短時間、低予算のなかでどれだけすばらしいものを作り上げるか。そこが常にテーマです。 また、日本にMacが登場した頃からの長いデジタルグラフィック経験において、多くの技術を学んできました。講座を通して、私の持つあらゆるデータや裏技をおしみなく伝授していきたいと思っています。

西本和民

©yubijuku produced by divina branch